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5話 マズい事情、マズい自乗

      2014/09/01

 - CASE02【束縛ムスメ】, 探偵読物 , , , ,

「大橋ー、こっち」と楓さんはすでに改札前で待っていた。「遅れるなよ」
「いやー、すいません」と私はあっさり謝ったが、待ち合わせ2分前である。
<束縛ムスメ>さんに桐田さんと彼氏のメールのやり取りが発覚し、<束縛ムスメ>さんは実家に戻った。まではよかった。が、いま、<束縛ムスメ>さんは元サヤに戻っているのである。
なぜか。
しかも、状況は悪化している。
なぜか。
どういうことか、以前より彼氏も頑張っている。
なぜか。
言ってもわからぬ佐賀さんの旦那さん、である。
佐賀さんの奥さんはなんとなく、主人とケンカしちゃって、というニュアンスを漂わせたが、どうにも要領をえない。従って、私と楓さんは佐賀さん宅に詳しい話を聞きに来た、というわけである。
「どうして、ケンカになっちゃうんですかね?」と私は訊いた。
「それを聞きに来たわけ」と今日も楓さんはにべもない。
玄関を入ると、佐賀さんの奥さんが申し訳なさそうに出迎えてくれた。
「主人、今日はいないんですが、私だけでお話してもよろしいですか?」
「ええ、もちろん結構ですよ」と楓さんは見事な営業スマイルを見せた。
今日もお手伝いさんはお休みのようだ。一度でいいから見てみたい、お手伝いさんである。
「楓さんに、あれだけ注意されてたのに、お父さん、あっさり『あんなダメ男だから、浮気されるんだ』って、開口一番で言ってしまって……」
「開口一番ですか」と楓さんはちょっと引きつった笑顔で言った。「ダメですよ、やっぱり、否定されると意固地になっちゃいますから」
「そうなんですよねえ。主人もバツが悪くて、ほんとは今日はお休みなんですけど、急に接待ゴルフだ、って逃げちゃったし」と不満そうに佐賀夫人は言った。
楓さんはお客さんにもズバリと言う。そこは変わらないが、笑顔がついてくる。私も笑顔が欲しい。
とりあえず、佐賀さんは楓さんに叱られるのが、ちょっと嫌だったのだろう、と思うとなんだか可愛らしい。
「どういう感じだったんですか?」
「もう、<束縛ムスメ>も『私が、変えるから!』って意地になっちゃって、そうなるともう、壮絶な罵詈雑言の撃ち合いよ」
「<束縛ムスメ>さんは、戻られたんですか?」
「1泊だけして、翌日戻っちゃったの」
「旦那さんと仲直りはできてますか?」
「もうそれが、私にも話しにくいみたいで……。上の子がなんとかなだめてくれてるんですけど、なかなか。主人は主人であんな風ですし。どっちも謝るタイミングを失ってるみたいなんですよ」
「工作は続けてますから、<束縛ムスメ>さんと対象はなんとかなると思いますけど、ご主人と<束縛ムスメ>さんは、いちどちゃんと向き合わないとダメだと思います」
スマイルからの、容赦のないひとことである。
「そうですよねえ。ちゃんと言っておきます」
「私からもまた折を見てお伝えしますが、奥様からもよろしくお願いします。いくらいまの彼氏と別れたとしても、ご主人と<束縛ムスメ>さんがケンカ状態だと、なんの意味もないですから」

これがだいたい2週間前くらいの話である。
私はハンドルにもたれかかりながら、<束縛ムスメ>さんの彼氏が職場を出るのを待っている。
<束縛ムスメ>さんは、実家に1泊、友人宅に2泊したあと、彼氏の部屋に戻った。
彼氏の牢獄生活は以前の20%増しになり、部屋に帰るとケイタイを<束縛ムスメ>さんに預け、その日の全メールをチェックされる、という事態にまで進んだ。まさに牢屋の名に恥じぬ束縛要塞である。
が、しかし、どうしてこんな話を私ができるのか、というのは、むろん、彼氏と桐田さんの関係はまだ続いているから、である。監修が強化されると、囚人は武装化する。じつにアナーキーな思考だ。
<束縛ムスメ>さんのいない、3日間、桐田さんと彼氏はたいへんよく会話をした。いちおう、<束縛ムスメ>さんが戻ることを想定して、工作を終えるのは早い、と判断したからだ。いまにして思えば私の判断もなかなかのものであると言えなくもないが、むろん、楓さんの判断である。見栄ではない。たんなる誇張表現と呼ぶべきであろう。
さて、しかして4日目、ふと、メールが途絶えた。
そして、5日目、彼氏の職場から電話がかかってきたのだ。
「<束縛ムスメ>が戻ってきたんだ。バレるから、メールはできないけど、職場から電話するね」(原文ママ)と。
バレるから、職場から電話する、とはこれ如何に、と私は25回くらい考えた。とするとなかなか私は正義感に溢れた人間だと言えなくもないわけだが、2回くらい反芻して、まあ、あるか、と納得してタバコを吸った。

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