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6話 魔術師

      2014/09/01

 - CASE02【束縛ムスメ】, 探偵読物 , , ,

デートの回数を重ねることや、電話でのやり取りはできるものの、さすがに彼氏は<束縛ムスメ>さんにはバレないようにうまくやっている。次にバレたら終わりだろう、という感覚はあるようである。なら、二股なんてやめればいい、というのは正論であるが、そこは桐田さんの魅力と、彼氏の即物的な本能のなせる業である。彼女ができた私にはまるで理解できない行動だが、仕方あるまい。
彼氏はバレたら困るわけだが、私たちはバレてもらわなければ困るのである。
ただし、彼氏は<束縛ムスメ>さんと別れるつもりは毛頭ない。そのために必死で隠しているのである。桐田さんが「私とあの子、どっちをとるの?」と涙目で迫ったところで、残念ながら結果は見えている。
男が休日で、<束縛ムスメ>さんが仕事の日だけ、桐田さんの車で、彼氏とデートを重ねた。
ただしかし、それでもマックスで週2なのである。そして、二股目だということを、彼氏は別段隠すつもりもないらしい。
ではどうするか。
「手詰まりっすかね?」と私はかなり内心どきどきしながら、楓さんに言った。
「はあ? これからよ、これから。このくらいのパターン、読めるに決まってるじゃん」と楓さんは言うが、最初から想定するのは多少厳しい気がする。
パターンを考え尽くせ、は社長の口癖その3くらいだが、それでもちょっとここまで考えるのは答えを知ってないと無理だろう。ただ、楓さんは想定通りだと言うので、それに乗っておいた。
「なるほど……? つまり?」
「<束縛ムスメ>ちゃんから攻める」と楓さんは堂々宣言した。
しかし、私にはイマイチわからなかった。というのはもちろん内緒であるが。

そこから、1ヶ月ほど、時間は進む。
その間、我々に課されたミッションは<束縛ムスメ>さんと仲良くなることであった。これは<桜色仙台城>氏の件で工作をした岬京子さんがこともなげに達成した。
「あら、ご機嫌よう」とでもあいさつを交わすくらい気軽に、彼女は<束縛ムスメ>さんと仲良くなった。<束縛ムスメ>さんの勤める店に2、3度通い、あら、このブラ可愛いわ、などという私のようなウブな人間がやや顔を赤らめる会話を交わし、瞬く間に彼女は<束縛ムスメ>さんとの関係をうまく構築した。もはやこのうまさは私のようなコミュ症からすれば、魔法のレベルである。
「私はもともと同性の方が得意だからね」と京子さんは冗談めかして言った。
「でね、京子ちゃん、次なんだけど」と楓さんが資料を見せながら言った。「いよいよ、ご対面です」
「かなえちゃんと<束縛ムスメ>ちゃんを合わせたらいいんだよね?」
「そのとおり」
これは、下手をしたら修羅場である。と私はつばを飲み込んだが、私以外は涼しい顔である。
「タイミングがちょっと難しいかな。何回もは機会を作れないと思うんだよね」
「それはだいじょうぶ。彼氏は絶対に土曜の夜は迎えに行くから」
「じゃあ、1回か、下手しても2回もあればだいじょうぶかな」
「うん。それだけチャンスがあれば、鉢合わせられると思う」と楓さんは自信を持って答えた。



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