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3話 久木桂花の独白2

      2014/09/01

 - CASE03【ラミエル・ボーイ】, 探偵読物 , , , , , , , , ,

 

毎日電話ルールが守られたのは、およそ2週間くらいであった。交互に電話をかけるはずだったのだが、ふと私はその電話を忘れた。
翌日、<ラミエル・ボーイ>はとても強い口調で私を責めた。それで私のテンションがガタ下がりしたのは言うまでもない。
本社は営業所とはちがって、たくさんのひとがいたし、みな洗練されたなにかを持っているような感じを受けた。もちろん、気のせいだと言われればそうだと思うし、そう見えるものなのよ、と諭されれば、納得する程度のものではあったけれど。
2ヶ月後、私は新しい男のひととそういう関係になった。
遠距離恋愛のようなものをしている、という話はしたが、それが障害になるということはまるでなく、むしろその悩みや、<ラミエル・ボーイ>に対する不満を、彼はうんうんと頷きながら聞いて、会話が円滑になったような気さえする。

私は完全に<ラミエル・ボーイ>と別れる気でいた。電話1本で終わる関係であると、甘い読みがあったのだ。
しかし、もちろん<ラミエル・ボーイ>は納得などしなかった。
別れを伝えたあとも、電話やメールは毎日かかってきて、平日だというのに、私の部屋の前にいたということもあった。
新しい彼氏に<ラミエル・ボーイ>がなにかするかもしれないし、モメているところはあまり見せたくなかったから、彼に相談するという選択肢は私の中にはなかった。
ひとしきり悩んでから、私は<ラミエル・ボーイ>と2度目の復縁を決めた。電話やメールは毎日はできない、土日に仕事があることもあるから毎週は会えない、という緩やかなフェードアウトを狙った条件をつけて。
それでも、<ラミエル・ボーイ>の私への関心が落ち着く様子はなかった。返信はいいから、と末尾につけたメールを日に2、3通は寄越し、電話もほぼ毎日かけてきた。月に1度か2度会うときは、しきりに実家に挨拶に行きたい、などと言い始めた。
私はそれらを<ラミエル・ボーイ>を刺激しないようにできるだけ放置し、ひたすらに彼の感情が冷めていくことを願っていた。
ただ、そうも言っていられない事情ができた。

体の異変に気づいたのは、2ヶ月くらい前のことだった。
最初は遅れている、くらいに思っていたし、1ヶ月まるまる来ないなんてこともあるという友だちもいたので、そうかそんなものか、くらいに思っていたのだが、それが2ヶ月ちかくになり、いよいよおかしいと、病院に行って、妊娠がわかった。
もちろん、<ラミエル・ボーイ>との子どもではなく、いま好きなひととの子どもだ。
自分が二股で妊娠した、という事実は理解している。
<ラミエル・ボーイ>とは別れたくて仕方がないといういいわけはできるが、事実は二股で妊娠だ。
もう数ヶ月も経てば、お腹も大きくなる。そうなると<ラミエル・ボーイ>にもバレるだろう。いま、妊娠したから別れてくれと伝えたところで、なにをされるかわからない。
<ラミエル・ボーイ>が自然に冷めていくのを期待するのは無益であるということは、いままで付き合ってきた経験からわかっている。
それで、今回、飯田橋探偵事務所に依頼をすることになったのだ。
私の依頼は<ラミエル・ボーイ>の気を逸らし、穏便に別れる口実を作って欲しい。ただそれだけだ。

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