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8話 花とワイン

      2014/09/01

 - CASE10【ノーマライズワンダーランド】, 探偵読物 , , , , ,

諏訪さんはほどなくして、現在の彼氏とは別れた。

まあ、それは時間の問題、というものであったから、さして驚きもなく、そうか、別れたか、と工作員の報告を聞いて思ったにすぎない。

とくに飯田橋駅前探偵事務所はなにもしていない。

復縁するために対処の必要なし、と判断しただけのことである。というとすこしかっこ良く聞こえるだろうか。かっこ良く言ってるつもりなので、かっこよさを感じてもらえれば嬉しい。

ではそのあいだ、我々はなにをしていたか。

無論、門田さんの大改造計画である。

楓さんや春子さんと言ったお姉さま方のアドバイスを適切に計画に反映し、「引くところと行くところ」を徹底的に門田さんへレクチャーした。

元来、言われなくともガツガツ行くひとであったから、引くところに慣れさせていけばいいだけで、それほど難はなかった。

そして、我々が依頼を受け、諏訪さんと蜜に接触しているかぎり、「行くところ」をそうそう間違えたりはしないのである。

「今日はご報告が」と私は言った。

「いい話ですか?」

私はうなづいて、「諏訪さんと、現在の彼氏さんが別れました」

最初に決定的に門田さんが復縁を拒まれているということを本人が自覚したのは、ふたりで食事に行ったときのことである。

おそらく、そのころ諏訪さんは現在の彼氏と付き合うか付き合わないかというくらいの関係性であったと思われる。

キレイな夜景の見えるレストラン云々という、ちょっと語るのもアレな程度にはアレであったが、多少クサくても効果としてはアリということは往々にしてあるので、それ自体は悪くはなかった。

しかし、門田さんはそこで過去の話や不満をぶちまけ、諏訪さんの機嫌をあっさり損ね、果ては彼女の周りの男性を悪しざまに言うなどという愚挙に出た。

それから1年ほどたち、我々に依頼をしたわけである。

今回、別れたてというこれ以上ないタイミングで門田さんに諏訪さんを誘ってもらったが、そのロケーションはほぼそのときと同じであった。

場所こそ違えど、キレイな夜景の見えるレストランであり、少々クサいロケーションである。

しかし、繰り返すが少々クサくても効果としてはアリだということはある。

門田さんは他人の悪口を抑え、高圧的な態度をとらないように心がけ、彼女の話を雑に遮ったりすることがないように食事をした。

近くの席で私は聞いていたが、とくに注文がなかったので、私もただ食事をしただけになった。

2時間ほどで食事は終わり、街は完全に夜であり、夜景はキレイだった。

特別なことと言えば、ウェイターが少々値の張るワインを持って来たこと。

別れ際にクロークに預けておいた花束(それほど主張しないもの)を渡したこと。

冷静に一歩下がってそれを見れば、なにやってんだおまえ、と冷たいことばも与えることができよう。

けれど、それはこの状態においては、諏訪さんのハートを効果的に射抜いた。

ハートを射抜くとは、なんと90年代トレンディドラマのような表現であろうか、と嘆息するひとも多いことであろうが、まあ、ロケーションがロケーションだけに、90年代でもいいではないか。

かくして、ふたりはその後、すこししてまた付き合い始めた。


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