不倫相手と一緒になるために離婚した既婚男性に話を聞きました。 後編
別れさせ屋のアクアグローバルサポートです。
不倫相手の彼女と一緒になるために、奥さんと離婚した男性へのインタビュー企画。
今回はいよいよ、”離婚を決意してから離婚が成立し、今の二人の関係“まで踏み込んでお聞きしていきたいと思います。
前編を読んでいない方は、「不倫相手を一緒になるために離婚した既婚男性に話を聞きました。前編」をお読みください。
ーーーーーー前回のおさらいーーーーーー
それまで不倫をしたことがなかったこの男性は、飲み会で知り合った女性と趣味や仕事への価値観が合ったことで心を許し、しだいに恋愛関係となっていきました。一方、女性側は相手が既婚者という先のない辛さに耐えられず、男性に別れを告げました。連絡をとらなくなって2日間。男性の頭の中には、「彼女との将来」や「離婚」が色濃く浮かぶようになっていました。
離婚した男性に聞く、「なんで離婚を選んだんですか?」後編
離婚を決意してからはどんな行動に移したんですか?
もちろん彼女の存在を隠しつつ奥さんに離婚を切り出さなくてはいけないので、離婚する決定的な要因もありません。
一度、奥さんに話はしたものの、受け入れてはもらえませんでした。
両親に話してみても「夫婦の一つの波みたいなものでしょ」と取り合ってもらえず、どうしたものかという感じでしたね。
そもそも奥さんとはどんな関係性だったんですか?
けんかこそしないけど、当たり障りのないというか干渉し合わない関係でした。
週末は僕が所属している野球チームの試合が大抵あって、1日家を空けてしまうし。それでも何も言われることもないですし、会話も最低限しかありませんでした。
離婚を決意してからは迷いは生じなかったんですか?
迷うぐらいだったら、離婚を決意できていないと思います。離婚は迷いながらできるほど簡単なことじゃないなって今回つくづく思いました。ストレスがはんぱじゃないです。仕事のストレスもあって本当にきつかったです。
一度、あまりにも離婚の話が進まないものだから自暴自棄になって、彼女の存在を奥さんに話してしまおうかと思ったくらいです。
“離婚を切り出したけど、話がまとまらずに諦めた “という話を聞くんですけど、普通の精神だったら諦めるのも納得できます。
よくそのストレスに耐えることができましたね。
いや、これは僕一人だったら離婚までいけてないんじゃないですかね。
彼女のサポートがあったから、気持ちがブレずにすんだんだと思います。
どうやったら離婚できるか常に一緒に考えていてくれてたし、彼女の存在を奥さんに話そうと思った時も気持ちを落ち着かせてくれたのは彼女でした。
離婚は僕自身の問題ではあるんですけど、相手の女性と二人で挑まないと厳しいかもしれません。
一人で離婚を進めながら、彼女から「ちゃんと離婚の話は進んでるの?」とか問い詰められてたら、正直乗り越える自信はないですね。
離婚まではどれくらいの時間が掛かったんですか?
離婚成立までは6ヶ月掛かりました。奥さんと朝の3〜4時まで話していたことも何度もあります。
たぶん数十回は話し合いをしたと思います。
その間は彼女さんとは会ってたんですか?探偵つけられるかもという心配はなかったですか?
1ヶ月に3回くらい会ってました。僕は「大丈夫じゃない?」とあんまり深刻に考えていなかったのですが、彼女はあらゆるリスクを想定していました。”WI-FIはその人のデータが引き出せる”ということを調べて、会っているときは僕が持っていたWI-FIの電源も切るようにしたり。ホテルも必ず別々に入るようにしていました。
またスマホのパスワードも定期的に変えるようにしたり、自分以上に色々考えて「こうしたほうがいい」と教えてくれていました。
探偵さながらの危機管理ですね。さて、離婚の話は何がきっかけで進み始めたんですか?
僕の両親が、離婚に対して理解を示してくれたことは大きかったですね。これも彼女が、両親に話すべき内容をLINEで送ってきてくれて。両親に会う前にLINEを読み返してから臨みました。とはいえ、両親が理解してくれてからもスムーズに進んだかというと、そうではありません。
奥さんは離婚したくない理由を色々と言って離婚に合意はなかなかしてくれませんでした。
でも、奥さんの言葉のどれを取っても僕じゃなくても成り立つんですよね。結局、定期的に口座にお金が入ればいいのかと思って。
これ以上長引いても話がまとまらないので、高めの養育費を支払うことで奥さんが納得して離婚が成立しました。
離婚が成立してどんなことを思いましたか?
お金としても少なくない額を失いましたし、結婚生活の6年を振り返って「この期間は僕にとって何だったのかな。」と思ったりもしました。でも振り返って後悔をしていてもしょうがないですからね。
離婚が成立してからの彼女との関係はいかがですか?
離婚が成立してから1年半近くが経ったのですが、人前で手をつないでデートしたり二人で趣味を楽しんだり目一杯恋愛を楽しんでいます。時には喧嘩もしますが何でも話ができるいい関係を築けています。
これからの結婚についてはどう考えているんですか?
もちろん結婚したいと思っていますよ。でも、自分が離婚したからといって、必ず彼女と結婚できるとは思っていません。
「せっかく離婚したんだから(結婚してくれるんだろう)」という気持ちがあると、相手に失礼ですよね。離婚を選んだのは自分であって彼女じゃないわけですし。だから、離婚は一つのゴールではあるんですけど、そこからが大変だと思います。
最近やっと、お互いの両親や友人に恋人がいるということを伝えました。出会った時期から付き合った経緯まで全て彼女と固めてから話しました。
これから結婚に向けて少しずつ進めていきたいと思っています。
彼女はどんな存在ですか?
今でも自分の幸せは考えますが彼女の幸せも同じように考えています。僕の幸せには彼女が必要ですし、彼女が幸せになるのには僕が必要だと思っています。
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心から彼女のことを信頼し、大切にしている様子が伺えるインタビューでした。
二人の絆は、離婚について一緒に向き合う中でさらに強まっていったのかもしれません。
離婚は男性がするもので、独身女性はそれを待っているもの。
その中で、独身女性側からはなかなか見えない男性の辛さを今回赤裸々にお話ししていただきました。
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また、追加でこんなことを聞いてみました。
不倫中の独身女性に伝えておきたいことはありますか?
同僚にも不倫していて、そのことを周りに公言している人もいます。
話を聞いていると、奥さん以外の女性とセックスがしたいだけなのかなという気がします。僕からすると、肉体関係の欲求のためだけに不倫をするなんて、どんだけリスク背負うんだよという感じです。でも中にはそういう人もいるということです。
だから、今回僕が伝えた「彼女のこんな行動や想いが嬉しかった」ということも、受け取り方は相手の男性次第です。
例えば、独身女性が我慢して自分の気持ちを抑えたとしても、「自分の気持ちを抑えてまで、俺のことを優先してくれてありがとう」ではなく「何も言ってこないし、都合がいい」と捉える人がいることも分かっていてください。
では、離婚してでも一緒になりたいと思える女性はどんな方だと思いますか?
まさに僕の彼女がそうだったんですけど、「離婚して欲しい」と待ってるんじゃなくて、一緒に立ち向かってくれる人がいると男も進みやすいんじゃないですかね。
もちろんこっちにその気が全くなかったらダメですけど。
ただ、思うのは離婚してでも一緒になりたいから離婚するというより、「離婚したいと思っていて、それを後押ししてくれる女性がいた」というのがリアルなところだと思います。
だからこそさっきお話ししたように、全く離婚する気がない男も多いことを分かっていて欲しいです。
大事な人生をそんな男に割いているのはもったいないですからね。
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まさに男性だからこそ分かる既婚男性のお話ですね。
相手を思いやって、愛情を注いでそれでも伝わらないと思ったら、相手にその気がない場合もあるので、今の恋愛を終わらせることも将来の本当の幸せのためには必要なのかもしれません。
既婚男性が離婚するまでに結局やるべきことはなに?
ここまで記事を読んでいただいた上で、貴方が既婚男性を離婚させるために取り組むべきことをお伝えします。
まずは、離婚して欲しいと熱望しないことです。
どういう風に離婚を求めたらいいのかという頭になっている方が多いので離婚をいかにうまく詰め寄るかではなく、彼がいかに離婚したくなるかを考えるのが重要です。
離婚を懇願しても変わらないので、彼が離婚したくなるように操ることが大事です。恋愛一本で彼を離婚に仕向ける操りはできないのです。
彼が離婚を自発的に考え出すには
人生において必要だと思われることが必要です。これまで彼を離婚させてきた女性と男性の関係を見てみると、彼女というより、人生の同志のように見える方々が多いです。
「この人といると自分の人生がパワーアップしそう」
これが同志のような感覚です。ポジティブなこともネガティブなことも一緒に話せていたし、それが負担にならないから離婚してまで一緒にいることを望んだのでしょう。
ですから難しい話ですが彼女のままでは離婚は近づいて来ません。
彼女ではなく、同志になる。そのために、お互いの人生についてまずはしっかりさらけ出して語り合う。
彼は気恥ずかしがるかもしれませんが、そこから脱彼女の一歩が始まります。
恋愛の9割はテクニックです。
恋愛テクニックと聞いて「本当に駆け引きは必要なの?自分に正直に真っ直ぐいるのがやっぱり一番相手に伝わるものでしょ」と思う方もいらっしゃるでしょう。
それも一理あります。
但し、それはお互いに恋愛の熱量が同じ、もしくは相手の方が貴方に惚れ込んでいれば。という条件下においてです。
彼が貴方に惚れ込んでいて何をしてもメロメロの状態であれば、貴方は自由に好きなだけ感情任せに動いて構いません。
多少自爆しようと彼はそれすら愛しいと感じてくれるはずです。
ここでお伝えしたいのは
「彼は既婚者であり、父親、配偶者としての別の役割、別の顔を持っている場合」
「彼があなたに対しての恋愛感情に一線を引いているもしくは少し低下してきている場合」
は、恋愛テクニックや駆け引きは必ず必要だということです。
特に不倫恋愛の場合は、彼側にも恋愛のテンションに高低差が出てきます。
ふいに恋愛脳を維持できなくなるタイミングもあるでしょう。
そんな時に感情任せに動いたり接することが、彼の気持ちを萎えさせてしまうケースを私達は数えきれない位に見てきました。
人によって千差万別ですが、必ず人の感情には『こう働きかければ、こう反応する』という法則がちゃんとあります。
彼のテンションが下がるには理由があり、そうなってしまった心理が彼側にあります。
感情に身を任せるのではなく、テクニックを知った上で彼に接してみると面白いように反応をコントロールできます。
大きな綻びになる前に最小限の状態でその芽を摘むことは可能です。
あんなに「俺は離婚は出来ないから」と言っていた彼が
「こういう風に動いていこうと思ってる。こういう話を嫁とした。時間はかかるけどこれ以上は待たせないから。信じて欲しい」と言ってくれる状況に変っていくケースもたくさん見てきました。
「アドバイス貰った通りにやってみたら彼が本当に変わりました!なぜもっと早く相談しなかったのだろうと後悔しています…」
と言われることも私達にとっては有難く、同時に必ず言われるお言葉となりました。
感情だけで訴えかけても、解決できない問題はたくさんあります。
本気であれば、素直さ正直さだけでなく戦略性や計画性、時には打算的にならなければなりません。
だから私たちは「ただ寄り添うだけ」「貴方の気持ちを楽にするだけ」の電話相談はしていません。
彼との問題やお悩みを、”頭で理解し、分析して、具体的な行動”で変えていく。
解決や望む状況を作っていくことを優先してアドバイス致します。
今のままでいい…と思えない方はまずは第一歩。
あなたからのお電話をお待ちしています!