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不倫相手を離婚させた女性に聞く。それ一体どうやったの? 後編

2021年9月9日

別れさせ屋のアクアグローバルサポートです。
前回に引き続き、インタビュー形式の記事をお送りしたいと思います。
前回記事、不倫相手を離婚させた女性に聞く。それ一体どうやったの? 前編はこちら。
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前回のあらすじ

不倫はしないと心に決めながらも、彼に惹かれてしまい不倫中の麗子さん(仮名)。
彼の奥さんに不倫を気づかれているかもしれないと心配し始めた一方、不倫を続けることの精神的な苦しさに徐々に耐えきれなくなっていく。
そんな最中、彼の能天気な一言がきっかけで麗子さんはとうとう別れを決意し、彼も渋々受け入れる。

彼の離婚が成立するまでの1年間 後編

ー彼と別れてからはどんな生活を?

麗:心から楽になりました。行かなくなっていたヨガに行き始めたり。自分の人生を取り戻すことに専念しようという気持ちでした。
でも、別れてたった2日後に彼から連絡があったんです。

ーえらく早いですね。

麗:そうなんです。私の中では終わったことだったからびっくりして。
「都合のいい男でもいいから一緒にいられないかな?」というLINEでした。
「都合のいいって何?笑 好きなときに呼び出したり、それでもいいの?」と私が聞くと、
「それでもいい」と返ってきました。
随分、下手に出るんだなと思いながらも、「今、会うことは考えられない」と送りました。
「LINEだけでもいいから繋がっていたい」と彼から言われたのでLINEだけは返すようにしました。

ーそれから、会ったりはしなかったんですか?

麗:しばらくLINEをすると、彼が会いたそうな雰囲気を出してきたので、全部スルーをしていました。
本当に会う気はなかったので。でも、それから少しして会っちゃったんです。
会ったときに、私からある提案をしました。

「あのさ、考えたんだけど。あなたの子供が成人する7年後に結婚しない?今は子供がいるから離婚できないでしょ?だから子供が成人したら結婚しようよ。」
「それ、いいと思う。」
「でも、私もこの7年のうちに結婚するかもしれないよ。」
「え、そうなの?」
「まさか、私があなただけをずっと待ってると思ってるの?7年間に恋愛もするし、子供も作るかもしれない。」
「7年後子供いたら、俺と結婚してくれなさそう。」
「それはわからないよ。」

何かを決めたやりとりではなかったんですけど、すーっと心が楽になりました。7年後一緒に居れるかもしれないし、先々のどこかでおじいちゃんおばあちゃんになったときに一緒に居れたらいいやと思ったんです。
そしたら1週間後に、彼からびっくりするLINEが来たんです。

ーすごく気になります。(笑)なんて来たんですか?

麗:「離婚を真剣に考えてる」ときました。
え、まさか。という気分でした。でも7年待たなくても一緒にいられるのかもしれないと思って、「私も離婚について調べてみるね」と彼にLINEしました。

調べてみるとやっぱり離婚は簡単じゃなくて。特に、彼が持ち家だったことがすごくネックでした。奥さんが帰る場所が無くなってしまうし。そういう壁にぶちあたると「やっぱ離婚は難しいから、やめよう」と彼が言い出すんじゃないかと、すごく怖かったです。だから私から、「離婚について調べた?」とか「進展はあったの?」とは一切聞かないようにしていました。
彼から何か話をされたときにだけ答えるようにしていました。

ー結果的にそれが良かったのかもしれないですね。彼の精神面はどうでしたか?

麗:やっぱり、すごく不安定だったみたいです。ある日彼から「養育費とかもあるし、離婚してもどんな生活になるか分からないよ。」と言われました。
そんなことは分かっていたし、彼に寄りかかるつもりもなかったので、
「それはもちろん承知の上だよ。そのために妊娠しても出産しても仕事は続けるし。あなたが離婚するって言ったときから覚悟を決めているし、あなたにすべてを任せるつもりはないよ。」と話しました。
そしたら彼がすごく安心してくれたんです。離婚した後はバラ色の日々だと思われてたら困る、と考えていたそうです。そもそも幸せにしてもらおうなんて思ってないし、私が幸せにしてやろうくらいの気持ちでいましたし。それに、幸せって二人で作るものじゃないですか。
それを伝えると、「頼もしいよ。」と彼は言ってくれました。

ー離婚に向けてお互いの気持ちを確認し合えたんですね。それからはとんとん拍子で?

麗:このときまだ奥さんに彼は何も話していなかったんですが、ある日奥さんから話があると言われたんです。不倫がばれたかなと思ったんですけど、不倫の話でも何でもなく。でもその時の会話の流れで彼が勢いで「離婚を考えている」と話したそうです。
それからは、怒涛の日々でした。奥さんはとにかく離婚は受け入れられないの一点張りで。家のこと、養育費のことも、とてもじゃないけど話がまとまるような雰囲気ではありませんでした。

ー麗子さんはこの時期はどうしてたんですか?

麗:とにかくどうしたら奥さんが納得してくれるかをひたすら考えてました。(笑)
彼も「家に帰りたくない」とか、奥さんへの愚痴がすごく増えてて。彼も奥さんも感情的になってるから良くないなと思っていました。私も一緒になってヒートアップして「奥さんはこうだ」と言っていても始まらないから、冷静に奥さんの気持ちを分析しようと考えてました。
そして、彼が家で感情的な話しかできてないから奥さんも拒否の一点張りなんじゃないかって思って。彼に「奥さんはこう思ってるんだよ。感情的になるのも無理ないよ」と奥さんを肯定するような話もするようにしていました。
とにかく彼に冷静になってもらうことを考えていました。

ーほとんどプロのやり方じゃないですか。(笑)心理誘導は別れさせ屋にとって大事なテクニックです。

麗:そうなんですね。(笑)
そして次に私が考えたのが、第三者に説得してもらう方法です。やっぱ当事者同士じゃ埒があかないから、彼のご両親に背中を押してもらおうと思いました。
当時、彼の両親は離婚に反対していたので、まずそこから説得しないといけません。なので、彼が両親に話をしに行くことになりました。
ここは一番大事な所だ!と思ったので、両親に対してどんな話をするべきなのか、私が全部事前に考えました。この時期は奥さんが彼に結構ひどいことを言っていたし、やっていたので、その話を出しながら理解してほしいという話を彼が両親にすると、「そんなんだったら別れたほうがいいのかもねえ」と両親の考えも変わり風向きがだいぶ変わってきました。

ー麗子さんの名采配があってこそですね。

麗:でも、それからすんなり離婚が成立したわけではないですよ。
両親が味方したこともあって、奥さんが余計に頑なになってしまって。突然、彼の有る事無い事を言って、法外な慰謝料を要求したり。
最後の方は、基本的にお金の話でしたね。奥さんとしても、これぐらい請求したら離婚を諦めるかもしれないという気持ちもあったのかもしれません。
それでも根気強く話しながら、最後に養育費の話になりました。確かに相場よりは高い養育費を請求されていたのですが、「二人の関係がばれて慰謝料を請求されるくらいだったら、高かったとしても養育費をしっかり払った方がいいんじゃないの?」と私が言うと、彼は心が決まったように「分かった。」といい離婚が成立しました。

ー無事離婚が成立したわけですね。

麗:はい。でも私が精神的に辛かったのは、実は離婚が成立してからでした。離婚が成立するまでは『離婚』という彼との共通のゴールに向かっていたので、奥さんや子供の話をしていても嫉妬心を抱いても抑えることができていました。むしろ、一仕事してやるぜくらいの気持ちでいました。
それが、離婚が成立するとすごく嫉妬する気持ちが出てきてしまったんです。
子供に彼が会いに行くのが嫌で彼と何度も喧嘩をしました。「会いに行くな」とは言っていないですし、なんで子供に張り合ってるんだろうと頭では分かるんですけど抑えられなくて、結構精神的にはきつかったです。

ー今は解決したんですか?

麗:今でもちょくちょく喧嘩はしてますよ。(笑)
でも、彼とたくさん話しましたし、一緒に暮らせているから気持ちをコントロールできています。最近では、家を売って新しい家に住もうという話をしています。家を移ろうと言ってくれた彼の気遣いがとても嬉しくて、私もお金はしっかり払おうと思っています。

ー二人の生活が一歩ずつ前に進んでいるんですね。最後に、今不倫相手との関係に悩んでいる方に一言お願いします。

麗:不倫専門カウンセラーとして頑張るのでぜひご相談してほしいです。(笑)
伝えたいことが一つあるとすれば、男の人は思っているよりそんなに強くないということを知っておいて欲しいです。男の人には、なかなか人に見せられない弱さがあると思うんです。彼の弱さを受け止めたいと思うあなたの気持ちが伝われば、仕事の話とか他の人にできない話も言ってくれるようになりますから。
お互いの弱さを見せ合って支え合うことで、この人となら頑張っていけると彼も思ってくれるのではないでしょうか。

ーありがとうございました。

インタビューを終えて

少し長めの記事になりましたがいかがでしょうか。
私たちがこれまで不倫相談塾でお伝えしてきたようなことを実行し、彼との二人の生活を手に入れた麗子さん。
やはり、いかに感情的にならずに冷静に状況を見極めることが大切です。
そして、「一緒にいてほしい」や「離婚して欲しい」などと相手に対する願望を伝えるのではなく、「私はこうする」という自立した意思を伝えることで彼を一歩後押しする可能性に繋がります。
不倫相談塾をご覧くださってる皆様には、不倫相手との幸せな未来を掴み取るために、彼に頼りにされるくらい強くたくましい女性であってほしいと思います。
皆さんのこれからを私たちは全力で応援します。

恋愛の9割はテクニックです。

恋愛テクニックと聞いて「本当に駆け引きは必要なの?自分に正直に真っ直ぐいるのがやっぱり一番相手に伝わるものでしょ」と思う方もいらっしゃるでしょう。
それも一理あります。

但し、それはお互いに恋愛の熱量が同じ、もしくは相手の方が貴方に惚れ込んでいれば。という条件下においてです。
彼が貴方に惚れ込んでいて何をしてもメロメロの状態であれば、貴方は自由に好きなだけ感情任せに動いて構いません。
多少自爆しようと彼はそれすら愛しいと感じてくれるはずです。

ここでお伝えしたいのは
「彼は既婚者であり、父親、配偶者としての別の役割、別の顔を持っている場合」
「彼があなたに対しての恋愛感情に一線を引いているもしくは少し低下してきている場合」
は、恋愛テクニックや駆け引きは必ず必要だということです。

特に不倫恋愛の場合は、彼側にも恋愛のテンションに高低差が出てきます。
ふいに恋愛脳を維持できなくなるタイミングもあるでしょう。
そんな時に感情任せに動いたり接することが、彼の気持ちを萎えさせてしまうケースを私達は数えきれない位に見てきました。

人によって千差万別ですが、必ず人の感情には『こう働きかければ、こう反応する』という法則がちゃんとあります。
彼のテンションが下がるには理由があり、そうなってしまった心理が彼側にあります。
感情に身を任せるのではなく、テクニックを知った上で彼に接してみると面白いように反応をコントロールできます。
大きな綻びになる前に最小限の状態でその芽を摘むことは可能です。

あんなに「俺は離婚は出来ないから」と言っていた彼が
「こういう風に動いていこうと思ってる。こういう話を嫁とした。時間はかかるけどこれ以上は待たせないから。信じて欲しい」と言ってくれる状況に変っていくケースもたくさん見てきました。
「アドバイス貰った通りにやってみたら彼が本当に変わりました!なぜもっと早く相談しなかったのだろうと後悔しています…」
と言われることも私達にとっては有難く、同時に必ず言われるお言葉となりました。

感情だけで訴えかけても、解決できない問題はたくさんあります。
本気であれば、素直さ正直さだけでなく戦略性や計画性、時には打算的にならなければなりません。
だから私たちは「ただ寄り添うだけ」「貴方の気持ちを楽にするだけ」の電話相談はしていません。
彼との問題やお悩みを、”頭で理解し、分析して、具体的な行動”で変えていく。
解決や望む状況を作っていくことを優先してアドバイス致します。
今のままでいい…と思えない方はまずは第一歩。
あなたからのお電話をお待ちしています!